#02時の流れをかけぬける[南丹]編
- 森のお宝を求めて
- “ここにしかない”を求めて、園部町へ。
パッと思い浮かぶところは”るり渓”が有名だけど、どうもそれだけじゃないらしい。
日本最古だとか、日本唯一だとか、それはそれは謎と浪漫で溢れる町だと聞いて、その目で確かめるべく訪ねたのは南丹市園部町。旅の出発はJR園部駅。
早速、駅から亀岡行きのバスに乗り込みます。
バスは平均1時間に1本程度。
旅のはじまりから待ちぼうけにならないように、ちょっと注意が必要ですね。
そこからバスに揺られること約3分。
バス停「栄町」で下車した後、のどかな田園の中を10分程度歩けば、今回最初の目的地「生身天満宮」に到着です。
ひとつの境内に、5つの物語。
日本最古の生身天満宮でご加護をいただく。
こちらは、日本全国に12,000あると言われる天満宮の中で唯一、菅原道真公がご存命の頃からお祀りしていたという日本最古の天満宮です。
道から見上げれば、まるで山城のように築かれた石垣の上に社殿が伺えます。
鳥居の右手には満開の梅がお出迎え。
なんだか良いご加護をいただけそうです。
境内に入ると宮司の武部昌英さんと禰宜の武部由貴子さんのご夫婦が笑顔で出迎えてくださいました。
- 生身天満宮
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- 住所
- 京都府南丹市園部町美園町1号67番地
- 電話
- 0771-62-0535
- アクセス
- バス停「栄町」から徒歩11分
- WEBサイト
- https://www.ikimi.jp/
桂小五郎も嗜んだ?!
やさしい老舗の味に舌鼓。
ご加護をたくさんいただいた後は、再びのどかな田園風景を眺めながら、歩くこと15分。
ちょうどお腹も空いて来た頃、江戸時代から続く老舗の「石川楼」さんを目指します。
店に到着するやいなや目に飛び込んできたのは、川床のように川に競り出た外観はもちろん、なんとも素朴な手作りのPOP。
「昔すぐそばで桂小五郎が潜伏していたらしい」?これは只者ならぬ雰囲気。
その横にある看板を見ると、江戸時代には「楽志亭」と呼ばれ、武士や女中が蛍狩りや川遊びをここらで楽しんだのだとか。
いやいや楽しみになってきました。それでは中にお邪魔します。
入るやいなや、すみずみまで丁寧に整頓された店内に驚きます。
150年以上続くお店なのに、古さをいっさい感じさせません。
机や床はもちろん、冷蔵庫の中の缶ビールまでお行儀よく整列。(笑)
手入れが行き届き、磨かれた店内はまさに老舗という言葉にふさわしい雰囲気です。
関心しながら眺めていると、ご主人と奥さんが満面の笑みで出迎えてくれました。
取材の合間にも地元の方が続々とお店に入ってきて、「あんまり手間かけんように、みんなでおんなじもん、頼もうかねぇ」「ええよ、そんなん、気にせんで」奥さんとの掛け合いを横で聞いているだけで、こちらまでほっこり。
心も温まってきたところで、石川楼をあとに、次の目的地へ向います。
- 石川楼
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- 住所
- 京都府南丹市園部町上本町16
- 電話
- 0771-62-0245
アジアでここだけ?!
天鵞絨(ビロード)工場見学を体験!
- 日本天鵞絨工業株式会社
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- 住所
- 京都府南丹市園部町若松町125
- 電話
- 0771-62-0128
- 事前連絡
- 工場見学の際は事前に問い合わせを
平日は夕方まで対応/土日休
園部の自然の恵みを体いっぱいに
感じられるグランピング体験。
日本天鵞絨工業から再びバスに乗り、スタート地点の園部駅へ。
旅の締めくくりは、園部の自然を体いっぱい、そしてお腹いっぱいに楽しむグランピング体験。ここからは送迎バスで、るり渓温泉にあるグランピング施設「GRAX」を目指します。
夜も更けてきたところで、再び送迎バスに乗り込み帰路へ。
まだまだ知らない魅力もたくさんありそうな南丹!
次はどんな旅を計画しようかな?
- GRAX PREMIUM CAMP RESORT
京都るり渓 -
- 住所
- 京都府南丹市園部町大河内広谷1-14
- 電話
- 0771-65-5001
- WEBサイト
- https://www.grax.jp/