伝統食・行事食の歳時記

フジご飯mv

京丹波町

藤ごはん

3色の色鮮やかな黒豆にぎり

丹波の黒豆は濃厚な味わいが特徴で、10月になると旬を迎える。時期が遅くなるにつれて味が濃くなり、豆本来の甘みとホクホクした食感で人気を集める。

京丹波町は夏から秋にかけて昼夜の温度差が激しく、しばしば「丹波霧」とよばれる霧が発生する。寒暖差が激しいと甘みが増し、丹波霧の冷却効果を受けることで、通常より大粒でおいしく育つという。京丹波町和知地区では古くから丹波の黒豆を使った「黒豆にぎり」が食されてきた。祝い事のある時には各家庭で作られ、集落全体に配られたという習慣が残る。地域の保存会によって作られる薄い紫色の黒豆にぎりは、炒った黒豆をごはんと一緒に炊いたもの。ごはんがうっすら紫色に染まる。さらに酢を加えると濃い紫色となり、白・薄紫・紫の色鮮やかな「藤ごはん」と呼ばれる。今では家庭で作られる他、地元の祭りなどの際に販売されている。安栖里グラウンド近くの加工所「ふるさと」では、地元の有志が集まり、伝統の味を守るべく活動を続けている。家庭では作られることが少なくなったこともあり、昔ながらの素朴さと優しい色あいの愛らしさから住民に喜ばれ、好評を博している。

材料

  • ……………………………5合
  • 黒豆……………………1カップ
  • ………………………小さじ1
  • ★酒……………………大さじ2
  • ★黒豆の煮汁…………2カップ
  • ★塩………………………小さじ

作り方

  • ①黒豆を8時間以上水に浸ける。大きく膨らんだ黒豆に3カップの水と塩小さじ1を加えて固めに煮ておく(水から10分程度)
  • ②米は洗って水切りしておく
  • ③炊飯器に米を入れ、①の黒豆の煮汁2カップと合わせて普通の水加減にし、★印の酒、塩、黒豆を入れて炊く
  • ※アレンジとして、酢飯にすると(「黒豆寿司」)お米がピンク色に変化します。
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