伝統食・行事食の歳時記

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福知山市

黒豆の粕漬け[復刻版]

30年ぶりに復活した古くて新しい珍味

福知山市大江町毛原地区は、丹波と丹後の境にある小さな集落。600枚の棚田が拡がり、棚田が織りなす美しい景観は「日本の棚田百選」にも選ばれている。

「黒豆の粕漬け」は1980年ごろ、この毛原地区の特産品を作ろうと地元の女性グループによって開発された。地元丹波産の黒豆を甘く炊いて酒粕に漬け込んだ品で、地域のイベントなどで売られて人気を集めたが、作り手が少なくなり1989年ごろに製造をやめた。復活のきっかけは、地域の活性化に取り組むため立ち上げられた「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」。資金をつのり、2017年には共同加工所「毛楽里」が完成した。空白期間中に作り方を知る人は2人だけになってしまい、残っていたレシピを教わりながら、黒豆の炊き具合や酒粕との調合など試行錯誤をくりかえし、新しい珍味として完成させた。

黒豆の食べ方として粕漬けは珍しく、黒豆のほのかな甘みと酒粕の味わいが特徴。ご飯のお供にもいいが、お酒のあてとしてもよく合う。その独特な味わいが受け、〝復刻版〞も地元のイベントなどで人気を集め、「ふくちやまのエエもん」にも認定。JR 福知山駅の福知山観光協会の直売所などにも並べられ、購入できる機会も増えている。

会社写真

酒呑童子祭り 

毎年、秋に、鬼伝説で有名な「大江山」を舞台に、鬼退治をした源頼光をはじめとする武者行列、日本唯一の「鬼」をテーマにした「大江山鬼検定」など様々な催しが行われます。

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