伝統食・行事食の歳時記

納豆餅mv

南丹市

納豆餅

納豆発祥の地に伝わる伝承の味

「納豆餅」は、主に京都市の北部地域で作られるが、南丹市では元日に当主が朝早く起き、納豆餅を作って家族に振る舞うのが習わしとされてきた。鏡餅として祀ったり、雑煮の代わりに食されたりもしたという。
  

餅をつくときに納豆を練りこんだり、ついた餅に納豆をはさんだりと、作り方は地域や家庭によって様々。納豆は前日に塩をふりかけ、なじませておくと味がよくなる。切り分けてなにもつけずに焼いて食べるが、少量の醤油をかけたり、米粉や片栗粉をまぶして油で揚げても違った味わいが楽しめる。

林業の盛んな地域では、筏で川を下って材木を運ぶ筏師や山仕事をする人々が弁当として食べていたという。ねじ袋に竹皮で包んだ納豆餅をいれ、体温で保温していたと伝えられている。今では家庭で作られることは少なくなったが、日吉町の「日吉伝統の味プロジェクト」が、昔から伝承されている納豆餅を現代風にアレンジして再現。昔ながらの白餅のほか、納豆に黒豆を使用し、餅に壬生菜を練りこんだ壬生菜餅を作り、「道の駅 スプリングスひよし」の特産物コーナーで販売するほか、レストランで「納豆もちうどん」を販売している。

会社写真

道の駅 スプリングスひよし

南丹市日吉町の日吉ダム直下にある道の駅。天然温泉をはじめ、レストランや温水プール、野菜の直売、特産物の販売などを備えた複合施設。特産物コーナーで納豆餅の販売やレシピの提供、レストランで納豆餅を使用したメニューを楽しめる。

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