伝統食・行事食の歳時記

鹿肉mv

福知山市

南丹市

京丹波町

鹿肉のロースト

環境を守り地域を活性化するジビエ

日本で一般的に肉食が広まったのは明治以降とされているが、野生の動物を食す文化は古くからあり、最近では豊富な栄養面からジビエが注目を集めている。

一方、全国の多くの地域が獣害に悩まされている。これまでは捕獲されても食肉として利用されることは少なく、大半はハンターによって自家消費されたり、破棄されてきた。こうした背景からジビエに着目し、獣害対策をしながら地域の振興や農村の収入にするべく、活発な活動を行う地域が出てきた。京都でもシカやイノシシの個体数の増加による獣害が年々深刻化。2001年に福知山市夜久野町で食品加工会社を創業した「有限会社田舎暮らし」では、農地を荒らすシカやイノシシの存在に気づき、駆除のため狩猟免許を取得。その後食肉処理加工場を設置し、「京都丹波ジビエ」として販売を開始した。ジビエには「硬い」「臭みがある」といったイメージもあるが、しっかり血抜きし、鮮度のよい状態で丁寧に処理することで生菌の数を抑えることに成功。写真の鹿肉のローストなどは、臭みがなくあっさり食べられると人気を得ている。そのほかにも生産者である「一網打尽(南丹市美山町)」、更には地元の道の駅などでも販売されている。

会社写真

有限会社田舎暮らし

自社生産の農産物の加工や、シカ肉・イノシシ肉の食肉処理を行う。血抜の手法を開発し、鮮度のよい状態で処理するなど様々な工夫を凝らしたジビエを提供。を地域の活性化に役立てようと努力を続けている。

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