伝統食・行事食の歳時記

最中mv

亀岡市

丹波大納言[最中]

永きにわたり珍重されてきた〝幻の小豆〞

小豆はその赤色が 「魔除けの色」として神聖視され、小豆を食べることは日常とは異なる日であることを意味する。祝い事の際に赤飯を炊いたり、お盆におはぎを供える、ぜんざいを厄除けとするのもそのためだとされる。
「馬路大納言小豆」は、高級品種の大粒な小豆。煮たときに皮が破れる「腹割れ」しにくいことから、切腹の習慣がない公家からその名がついたとする説や、形が烏帽子に似ているからという説がある。
  

亀岡市馬路町のこの小豆は、平安時代に朝廷に献上されたという歴史があり、以来1,200年余りにわたって受け継がれてきた。馬路大納言小豆は、丹波大納言よりもさらに一回り大きい、たわら型が特徴で、独特の風味と色つやから〝畑の宝石〞と呼ばれ、特に珍重されてきた。亀岡盆地の深い霧と栽培に適した土地でしか生産できず、他の場所に種をまいても普通の丹波大納言になってしまう。種は門外不出、栽培に手間がかかり生産量が少ないことから、〝幻の小豆〞とも呼ばれている。馬路町では種を守り、次世代に残そうと生産者や自治会などが集まり「馬路大納言活性化委員会」を立ち上げた。収穫体験の実施や新商品の企画販売など、ブランド力の向上を目指し様々な取り組みを行っている。

また、亀岡市馬路町の朝日堂(0771-22-0675)では、最中や、どら焼きなどとしても販売されており、地元の方や旅先でのお土産としても人気となっている。

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