森の京都からのおしらせ

森の京都探訪 ~Introduction~

「森が好きや。気持ちが落ち着くわ」

「ペンション愛宕道」のオーナー、一瀬裕子さんは
おしゃべりが好きで、人が好きで、山が好きな明るい女性。

はじめてお会いして話をしているうちに
僕は彼女を“マダム・ウッディ”と呼びたくなったが
子どもの頃に祖父母と暮らしたという山深い場所を再訪したときの
「森が好きや。気持ちが落ち着くわ」という愛のこもったつぶやきは
理屈抜きで心の奥に響いた。

通り道で偶然会った枝打ち職人の長澤忍さんに
「あんた誰や。どこの人?」と無邪気に声をかけるマダム・ウッディ。

山の神様にさりげなく手を合わせる彼女にとって
美しい森は永遠の遊び場であり、自分の庭なのかもしれない。

 

text:Naoki Tachikawa

TOP