#05おばちゃんの餅[綾部]編
- 心地よいあたたかさに触れる
- のびーる のびーるお餅に
人生の豊かさとあたたかさを感じた旅
忘れられつつある、日本の原風景、里山の暮らし。
そんな風景を求めて、国内外から多くの人が訪れる綾部の上林地区。
最寄りのJR綾部駅から、ひときわ鮮やかなピンク色の「あやバス」に乗って揺られていると、景色はすぐに山の中。
鮎の漁場でも知られる清流の由良川を越え、田園風景を眺めながら、懐かしい風景に見とれていると、40分でバス停「寺町」に到着。
和紙の原料を再利用した
楮餅づくりを体験。
工忠さんの案内でバス停から歩くこと数分、綾部市観光センターすまいる工房に到着です。
おばちゃんたちのおススメもあり、すぐ近くにある上林城跡まで散策することにしました。
急な階段をしばらく登っていくと、いよいよ本丸のある頂上へ。
平らに整地された頂上はまるで大きな展望台のように四方がぐるりと見渡せて、流れる川の流れや田畑の様子がよくわかります。
そろそろもち米が蒸し上がる頃、再びすまいる工房さんへ戻ります。蒸したお米の湯気に乗って、お茶のような香りが漂ってきます。
あぁなんだか幸せ。良いお話も聞けて、お腹も満たされたところで、つやつや肌のおばちゃんたちの笑顔に見送られながら、次の目的地、あやべ温泉へと向かいます。
- すまいる工房
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- 住所
- 京都府綾部市八津合町古城山1-3
- 各種体験
- 要予約
米粉クッキーやチーズ、ジャムなど、地元の素材を使った加工品を製造販売しています。あやべ温泉、あやべ特産館などで購入できます。
綾部の山並みを眺めながら、
美肌の湯でひとやすみ。
- あやべ温泉
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- 住所
- 京都府綾部市睦寄町在ノ向10
- 電話
- 0773-55-0262
- WEBサイト
- https://www.ayabeonsen.com/
一千年、二千年の時を越えて、
受け継がれてきた綾部の森。
門の下には通る人の心の内を見透かすように、2体の金剛力士像が強い眼力でこちらをギョロリ。その迫力に思わず息を飲みました。
さらにそこから100段ほどの階段を上がると、本日最後の目的地、光明寺への入口です。
帰りも再び、あやバスに揺られて45分。
バスの色に負けず劣らず、鮮やかなピンクに色づく綾部の山並みを眺めながら帰路についたのでした。
- 光明寺 二王門
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- 住所
- 京都府綾部市睦寄町君尾1-1
- アクセス
- 「あやべ温泉前バス停」下車、徒歩40分
- 料金
- 拝観無料
今回ガイドをしていただいた工忠さんのゲストハウスでは、長期滞在や各種体験にも対応しています。里山の自然や暮らしを存分に味わって見たいという方はぜひ相談してみては。
- 里山ゲストハウス クチュール
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- 住所
- 京都府綾部市五泉町下ノ段16
- WEBサイト
- https://guesthouse-couture.com
※ご予約・お問い合わせはWEBサイトから