つながっていく【京丹波】編

古きよきもの
平安時代、山頂付近に密教寺院が100余あったという長老岳という山が!?
今も継承され続けている4大芸能が!?
気になり過ぎて向かうは、京丹波町和知。

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いざ、和知!

たどり着いたJR和知駅は懐かしさに溢れる、ちょっこりした駅でした!
駅前の商店街を散策していたら、地元の人達が次々と入っていく店があるので思わず入店!
そこは創業80年の和菓子屋さん「七福堂」さんが営む、小さなスーパーマーケットでした。
先ずは和菓子のショーケースの中身に興味津々。
(片山さん)
「そちらには地元食材の小豆や黒豆、栗を使ってるんですよ。地元の小豆や黒豆は数が少ないので数量限定になってしまうけど。」

(取材者)
「地元で採れる材料で商品がつくれるのは素敵ですね!
それにしても、次々とお買い物に来られますね。」

(片山さん)
「近くにコンビニもあるけど、地元の人が沢山来てくれるんですよ。」

みんな顔見知りで、おしゃべりしながらお買い物をしている姿を見ていると、
こちらまで笑顔になってしまいます。
コミュニティの大切さを実感しつつ、
今回はやっぱり栗饅頭“長老岳”をおやつに買って、ようやく出発です!

長老から長老

「七福堂」さんから徒歩で約5分、「長老酒造」さんへ。
「長老酒造」さんは明治36年創業で船井郡唯一の酒蔵です。
お店の奥から現れた4代目の寺井さんは背の高いイケメンでテンション上がる!
(寺井さん)
「地元の食材には地元のお酒があうから、是非あわせて味わって下さいね。」
(取材者)
「地産地消が当たり前に出来るってとても贅沢ですね!
やっぱり水なんですか?」

(寺井さん)
「そうですね、うちのお酒は長老山系伏流水と京都産のお米、地元の契約農家さんからのお米を使ってます。
この“丹”は京丹波づくしのお酒で、使っている酒米は五百万石といって京丹波初なんですよ。」
(取材者)
「そうなんですね!水が美味しければお米も美味しいし、川で採れる魚も美味しい。そしてお酒が美味しいわけですね。」

11月中旬から2月末は酒蔵見学が出来るそうなので、是非問い合わせて下さい。
こうじもろみに実際触って食べる体験が出来るそうです。
蔵人気分を味わえるなんて貴重ですよ!

触れてみる!

お饅頭と日本酒を両手に、和知の町をブラブラ歩きながら、京丹波町和知地域の四大伝統芸能の定期公演が行われる、和知道の駅「道路情報センター」を目指します。途中“いぼ水宮”“阿上三所神社”を通り過ぎ、由良川を眺めたり約24分で到着!。けっこう歩いた~
今回の定期公演では四大伝統芸能の中の「和知人形浄瑠璃」と「小畑万歳」が公演されるようです。四大芸能は他に「和知太鼓」「文七踊り(音頭)」があります。
館内は満席!最前列の席をゲットでワクワク!
「和知人形浄瑠璃」は江戸時代末期に大迫村(現:京丹波町大迫)の村人の稲刈り後の楽しみとしてはじまったのが起源と言われています。
今月の公演 “傾城阿波の鳴門けいせいあわのなると” がはじまります!
喜怒哀楽の感情を語り分ける「語り」、多彩な音を奏でる「三味線」に引込まれていきます。

一般的に文楽人形は三人遣いで操られますが、「和知人形浄瑠璃」では1人で大型の人形を操る「一人遣い」が特徴です。
この三者が一体となって地元に伝わる物語などを切々と綴っていきます。

舞台からの圧が凄い!

和知人形浄瑠璃会のみなさん、有難うございました!
つづきまして「小畑万歳」がはじまりました!

エー始まりましては誠に芽でとう候いける
ソレ水も湧き出る木の芽もめだつ金の塗蔵白蔵~

小畑万歳は、小畑(京丹波町小畑)に伝承されている古典万歳で、江戸時代にお正月になるとやってきた旅芸人の残した衣装を小畑の人達が着て真似たのが発祥といわれています。
烏帽子をかぶった「太夫」が語りと踊り、鼓を持った「才蔵」、三味線の「三味」の3人1組で演じ、ご当地の名所や名産品、時事を織り交ぜながら軽快に語ります。

新年のお祝いを連想させる華やかな雰囲気に、なんだか心がおどります!

公演後に少しお話しを伺いました。

(太夫)
「これが実際に残されていた素襖なんですよ!」

(取材者)
「へー!とても綺麗ですね!」

(才蔵)
「少し修理してあるけど鼓もなんですよ。」

(取材者)
「残されていた実物で伝統を継承されているなんて素晴らしいですね!」

(三味)
「僕が3人分の傘を背負っているのも、元はお正月の雪の中、家々を回っていた当時のなごりなんですよ。」

(取材者)
「面白いですね。
是非、お正月に家々をまわるのを復活させて下さい!」

(三味)
「僕たちで3代目、4代目なんだけど、3人だけで今のところ継承者がいないのが現状なんです。
長く続けていければと思います。」

和知に残る伝統芸能の火が消えないよう、大切にしてほしいと思います。
(太夫)隅山 昇/(才蔵)山根 和久/(三味)梅原 主次

ちょっと立ち寄り

長老岳のふもとで、あまごが食べられると聞き、足を伸ばしてみました。
JR和知駅から上和知川沿いをバスで約20分で、「農家民宿 長老の里」に到着。
なんだか親戚のおじいちゃんの家に遊びに来たようなやさしい温かさに胸がジワ~ん。

しばらくすると、ピチピチはねるあまごに串をうった田井さんが笑顔で戻ってきました。

(取材者)
「わ!どこから持ってきたんですか!?」

(田井さん)
もう少し上の「あまごの里」に生け簀があるんですよ。
見に行きますか?

(取材者)
はい!よろしくお願いします!

あまごを焼いてもらっている間に案内してもらうことに。

田井 勲さんは定年後に農家民宿をはじめられ、その後地元であまごの養殖をされていた方の跡を継いで「あまごの里」も運営されています。
「長老の里」から車で約5分で「あまごの里」に到着。

(田井さん)
「卵から稚魚、一番美味しい14センチ~15センチになるのに3年くらいかかるんですよ。」

(取材者)
「そうなんですね!それにしても水がとても綺麗ですね!」

(田井さん)
「わき水がほとんどなんですよ。
こっちに稚魚もいますよ。」

綺麗な水で大切に育てられているあまごを見ていたら、お腹がすいてきたのでそろそろ戻ります。

ミツマタが山の斜面に咲いていて綺麗でした。

じゃーーーん!

美味しそうに焼けたあまごと、つやつやのおにぎりが!!!

(田井さん)
「私が作ったこのお米は美味しいよ。外にあった水車で精米してるんです。」

水車で精米って日本昔ばなしの世界だなぁと思いながら、あまごをパクッ!

美味しい!!!!

あまごも、おにぎりも本当に最高に美味しかったです!

田井さん夫妻の優しい笑顔が印象的でした。