森の京都

【松茸と地鶏のすき焼き】

  • 亀岡市
【松茸と地鶏のすき焼き】

松茸と相性抜群のかしわのすき焼き

亀岡では鶏を飼う家が多かったことから、古くから慶弔時や地域の祭りの際など、人が集まる機会があると「かしわのすき焼き」が食されてきた。今では鶏を飼う家庭はほとんどなくなったが、丹波名産の松茸を入れたかしわのすき焼きは、現在でもよく食べられている。

亀岡産の松茸は他の地域のものより香りが強く、しまりが良くて身を割いたときの弾け方が違う。みずみずしくシャキシャキとした歯ごたえが特徴で、口に入れると香りがふわっと広がり、至福の時間が訪れる。丹波の恵まれた自然のもと、飼育環境にこだわって育てられた丹波地鶏は、ほどよい弾力の食感の中に肉の甘みが豊富に感じられる。シンプルな味つけが素材の味を引き出し、鶏肉から溶け出す旨みとコクが松茸と野菜を美味しく炊き上げる。地鶏を使ったすき焼きは牛を使ったものより食感がさっぱりとしており、食べても後に残らず、松茸の香りがよりしっかり感じられて相性も抜群。毎年10月20日に行われる、「保津の火祭り」は、50基の高張提灯を持った行列が見られる丹波では珍しい火祭りで、亀岡における代表的な秋の風物詩のひとつ。祭りの際の楽しみとして、皆で松茸と地鶏のすき焼きをつつく姿が今もみられる。この時期、本メニューは市内の多くのお店で提供されるが、事前に亀岡市観光協会にお問い合わせください。

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    補足情報
    保津の火祭り(請田神社)
    〒621-0005 亀岡市保津町保津町立岩4

    請田神社の秋大祭の宵宮に行われる秋祭り。毎年10月に行われ、高張行列のあとに勇壮な火祭りが行われる。新宮と稚児らが火のまわりを3回廻って捧持物を神殿に納め、この火にあたるとその年の健康を約束されるといわれている。

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